真宗大谷派宗議会
会派「僧伽(サンガ)」

2026 年 7 月
宗議会
浜口 和也 議員
(議会運営委員会)
常会を終えて(所感)
この常会では議会運営委員会に所属し、議会全体の運営と、会派代表質問の組み立てや各議員との意見調整などに携わらせていただきました。
私たちは代表質問において
「『同朋会運動は宗門のいのち』と常々言われてきましたが、同朋会運動の歴史の中で、『同和問題・靖国問題』が課題となったのは、自ら自覚して始まったのではなく、靖国神社国家護持法案が提出され、部落解放同盟からの糾弾をはじめとする教団の外、社会から厳しく問われることで初めて信心の課題として突き付けられました。そして、今まさに『是旃陀羅』をはじめ経典やお聖教に表された差別的な言葉についての問題が提起されています。そこには、『還相廻向』の視座が希薄であったという課題があったのでははないかと思えてなりません。『人の誕生・場の創造』と言われますが、どのような人に育ってほしいのか?どのような場がのぞまれているのか?教義に基づく具体像が見えてきません」と指摘しました。
しかし答弁では「我々には念仏しかない。念仏申す人を生み、聞法の場を作る」と一言だけでした。
一見シンプルで、その通りだと思いますが、果たしてそのための組織として適切な教化活動や予算体制が組まれているのかという検証が不十分であると言わざるを得ません。
莫大な予算の出所はどこからなのかをもっと意識して宗務全般を遂行していただきたいものです。
今回、大谷祖廟及び東大谷墓地の総合整備事業の財源として平衡資金の「一部使用」についての案件がありました。
現在約 72 億円あるうちの 22 億円を「使用」することに対して、返済期間や金額を明確にした「融通」であるべきだと指摘しました。
近い将来起こるとされている南海トラフ巨大地震・津波や首都直下地震など大規模災害によって経常費ご依頼が極めて難しくなることや、被災地支援の備えとして、宗派年間予算分は確保しておくのが平衡資金であることを鑑みると、迅速に返済してさらなる備えとすべきであると考えます。
