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所属議員紹介

中川 和子

なかがわ かずこ

三重選挙区から選出され、議員としては 1 期目となります。

○プロフィール

1972 年、三重教区三重組常願寺に一人娘として生まれる。 1995 年、同朋大学卒業。 2000 年、会社員の夫と結婚し、 10 年に住職就任。 09 年より 21 年まで解放運動推進本部女性室スタッフ。 21 年より宗議会議員。

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■性差別・男女平等という課題に取り組むなら

 宗議会こそふさわしい

 お寺の一人娘に生まれ、会社員の夫と 20 代で結婚してから、 5 人の子育て、親の介護・看取り、核家族のワンオペ家事、お寺の法務などを、四半世紀にわたって経験してきました。しかし、それらの経験をやり終えたいま、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ではダメだと感じ、思い切って宗議会に出ました!。

 2009 年から 11 年間、本山の解放運動推進本部の女性室スタッフとして、全国各地の教区が主体的に性差別や男女平等を課題とするためのお手伝いをしてまいりました。その中で、意識面の啓発だけでは限界があることを感じました。また、わたしの経歴を含む存在そのものが、宗門の制度改正に向けたさまざまな女性たちを中心とした解放運動の上に成り立っていたことを実感しました。そこで、この課題に取り組むべき場所は、宗門の最高意思決定機関である宗議会こそがふさわしい場所だと考え、その土俵に上がる決意をしました。

小さな声を聞き、聞いた言葉を声に出す

 しかし、議会において女性と男性は同じ土俵に立っているとはいえ、女性議員は全議員 65 人中たった 4 人と、圧倒的少数者です。また、現在 47 議席を占めている「真宗興法議員団」という多数派の意見は大きく、何事においても小さな声は反映されにくいという構造上の課題が目の前に立ちはだかっているように感じています。

 

 ですから、このたびの新会派「僧伽」の立ち上げによって、新しい風を少しでも起こし、意識と制度の両輪で成り立つような「僧伽」を一人でも多くの人と一緒につくりあげていきたいと思っています! 日頃はさまざまなことに無関心・他人事である自分を奮い立たせて、小さな声を聞き、そして聞いた言葉を自らの声に出していく。何があってもそのことをやめずにいきたいと思います。みなさんも一緒に取り組んでみませんか!

私のプロフィールに関わる大谷派制度改正

1991 年 女性の住職就任が可能に

女性の得度20歳以上が男性と同じ 9 歳に

女性の教師資格「入位まで・堂班準本座まで」の制限撤廃(堂班廃止)

1996 年 女性室開室

女性の住職就任の「条件付き」が改正、男女の差異がなくなる

2005 年 宗議会議員選挙条例一部改正、

資格要件が住職から有教師へ広がる

女性の宗議会議員が初めて選出される

2008 年 寺院教会条例改正、

坊守の性別制限撤廃・退任の規定改正、男性坊守を認める

■マイフェイバリット

 本を読むこと、図書館に行くこと、映画をみることが好きです。今読んでいる本は、花園大の佐々木閑さんが書かれた「出家とはなにか」です。

 

 一昨年に新しくオープンした石川県立図書館の空間美がすばらしいと思います。おすすめの映画は「関心領域」(2024年公開)です。アウシュビッツ強制収容所の為政者家族の生活と私の生活が重なるように思いました。

 

 ちなみに大学を出てから結婚するまでは図書館司書をしていました。

©2024 Copyright 真宗大谷派宗議会 会派「僧伽」事務局

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