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所属議員紹介

山本 龍昇

​やまもと りゅうしょう

​小松大聖寺選挙区から選出され、議員としては 1 期目となります。

○プロフィール

1955年石川県出身。小松・大聖寺教区上宮寺住職。1984年、大谷専修学院修了。同朋会館教導、真宗本廟教化教導、住職修習スタッフ、育成員スタッフを長年務める。2021 年より宗議会議員 1 期目。

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■押し出されて議員になって

 前宗務総長の但馬弘氏には、病の中でなんとか議員を続けてほしいとお願いしてきました。しかし 2021 年、お彼岸の最中に亡くなられました。補選では次の議員に誰も手を挙げる人がおらず、困った状況に陥りました。そこで当時、教区会議長だった私が押し出されたかたちで議員となりました。但馬氏は真宗興法議員団所属でしたが、推された際に「それは引き継がない」と公言しました。教区会のメンバーはそれで構わないということだったので、誰か大聖寺から出ないと、という思いで引き受けました。

 同朋会館や真宗本廟の教化教導に 30 代半ばから四半世紀関わってきました。その間、在野の北陸聞法道場に事務局として身を置くなど、政治的な場所からは距離を置いてきました。その方が健全だと思っていました。ところが押し出されて議員になった。そこで恩師の和田稠(わだ・しげし)先生の言葉を思い出しました。「『本山なっとらん(けしからん)』と言って本山に行ったら、なっとらんのは自分やった」。在野に居ても、議員に居ても、教団の一員には間違いない。議員の場に身を置いてもいいかなと思った言葉でした。

教学教化の危機を語り合いたい

 議員としてやりたいことは、教学教化が疎かになっている現状を変えたいということ。いま語られるのは、ほとんどが財政、お金です。大きな教団なので財政基盤を固めないといけないのはわかるけれども、それが大谷派教団の語り合うべき方向性なのでしょうか。「株式会社・真宗大谷派」ではないのですから。

 

 和田先生があるとき寺報のなかで、現在の宗教界、お寺の在り方に対して、「宗教産業になっていませんか」と書いていました。まさにいま、その指摘が当てはまると思います。大谷派は昔から懇志教団で、その伝統を継いでいるのが小松・大聖寺教区です。お寺がお金を集めるのではなく、地域の人たちが相続講金を集めてきました。内局は議会において「危機意識を共有したい」と言いますが、それは「財政についての危機意識」のように感じます。しかし、私は「教学教化の危機」を語り合いたい。そのことを共有できると思い、新会派「僧伽」に入りました。

マイフェイバリット

 お酒が好きで、お寺を居酒屋みたいにしたいなと、年に 1 度、報恩講のお斎(とき)では酒を付けて、本堂でみんなで飲んでいます。役員会の会合でもお酒を出して懇親会をします。ご門徒宅でのご法事の際は、お斎には必ず私を呼んでくれます。コロナを経て、その習慣は少しずつ復活してきました。

©2024 Copyright 真宗大谷派宗議会 会派「僧伽」事務局

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